不動産人/6つの係数

先回の「不動産人/表面利回りと収益還元利回り」の話に出てきた係数の続きですが、”不動産人”のタグに入れましたが、この資料は以前に使ってたFPのライフプランニングの教科書から引っ張り出しております。不動産投資を考える方法として、収益還元法や現在割引率・・・またこういった係数が使われることがあることを知っておきましょう。

終身雇用や年功序列のシステムが徐々に崩れてきて、長寿社会をライフプランニングする将来予測が難しくなっています。

でも、机上でプランを立てなくても、少なくとも頭の中で漠然とした将来のイメージは誰しも持っているものです。

より具体的にするためには「6つの係数」が便利です。

私はFPの受験からもう何年も経ちましたし、日常的には使うことが殆んど無い「6つの係数」ですが、いまでも気になるのは何故でしょうか。

i=利率

n=期間

P=現在値

S=将来値

R=n期間継続して支払う(受け取る)額

ライフプランニングを勉強しているときに「6つの係数」を使って色んなケーススタディをやってみたことが面白かったからだと思います。

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【終価係数】

現在の額から将来の額を求める時に使用する係数、例えば複利計算など身近に使える係数。

S=P(1+i)n

■100万円を年利3%で複利運用すると10年後は幾らになるか?

1,000,000円×(1+0.03)10=1,344,000円

1,344,000円÷1,000,000円=1.344・・・終価係数

早見表があるので、複利4%で10年間運用すると1.48の終価係数、複利5%で10年間だと1.629の終価係数を掛けるとすぐに幾らになるのか分るのでとっても便利です。

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【現価係数】

“終価係数”とは逆に、将来の額から現在の額を求める時に使用する係数。

P=S[1/(1+i)n

■ 10年後に100万円にしたい場合、年利3%で1年複利運用するとして手持ちは幾ら必要か?      1,000,000円×[1÷(1+0.03)10]=744,110円

744,110円÷1,000,000円=0.7441・・・現価係数

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【減債基金係数】

将来目標とする額を貯めるために必要な毎年の積立額を求めるときに使用する係数。

R=S[i/(1+i)n-1]

■10年後に100万円を貯めたい。年利3%複利として、毎年幾ら積み立てればいいか?

1,000,000円×0.03/[(1+0.03)10]-1=87,230円

0.03/(1+0.03)10-1=0.08723・・・減債基金係数

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【資本回収係数】

借入金から年間返済額を求めたり、現在の資金額を運用しつつ一定期間で資金を取り崩すときに使用する係数。

R=P[i/(1+i)-1]

■   100万円を年利5%で借りて20年間で返済する場合、毎年の返済額は幾らか?

1,000,000円×{0.05/[(1+0.05)20-1]+0.05}=80,240円

0.05/[(1+0.05)20-1]+0.05=0.080240・・・資本回収係数

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【年金終価係数】 

毎年の積立額から将来の元利合計を求めるときに使用する係数。

S=R[(1+i)n-1/i]

■  毎年50万円を年利3%で10年間積み立てたら、10年後には幾らになるのか?

500,000円×[(1+0.03)10-1]/0.03=5,732,000円

[(1+0.03)10-1]/0.03=11.464・・・年金終価係数

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  【年金現価係数】

目標とする年金額を受け取るために必要な年金原資を知るときに使用する係数。

P=R[(1+i)-1/i(1+i)n]

■  毎年60万円ずつ年金を10年間受け取りたい場合、年利3%で複利運用するとして今幾ら預ければいいのか?

600,000円×[(1+0.03)10-1]/[0.03×(1+0.03)10]=5,118,000円

[(1+0.03)10-1]/[0.03×(1+0.03)10]=8.530・・・年金現価係数

※出所&参考資料:ライフプランニング・リタイアメントプランニング(日本FP協会)

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不動産人/“表面利回り”と“収益還元利回り”

事業用不動産購入、特に収益物件を買おうとするときには、今後の金利の動き、景気の動向、家賃収入の推移などを予測することが必要です。その上で、収益性を考える指標として『利回り』について考えます。ただし、『利回り』は時代や経済とともに変動するものであります。

一般的に使われている『単純利回り』(“グロス利回り”とか“表面利回り”とか言います。)は、要するに現時点での収入で逆算して、その不動産の価格を求める方法です。

年間収入500万円 ÷ 期待利回り10% =5000万円

別に『DCF法』(ディスカウンティド・キャッシュフロー)と呼ばれる収益還元法があります。

この方法は不動産投資に関するいろいろな要素を念頭に利回りを予測するもので、且つ、投資期間を定めて投資分析することが可能ですので、収益用不動産を金融商品としての観点から分析できますので、不動を投資信託商品として検討する会社の購入判断をする際にも使っています。

予測する要素は、調達金利、賃料の変動、空室率、現時点での購入予定価格と将来の売却予想価格、購入時や売却時の費用など多岐に渡ることからそれなりのデータや経験がないと計算できません。

『DCF法』は、不動産価格の「正解」を出すものではありませんが、不動産投資の判断基準のひとつの材料です。

例えば、年間純収益4500万円 期待収益率6%  5年後に転売した場合は …

売買予定価格4億円 4500万円×4.212(注1)+4億円×0.7473(注2)=4億8846万円

この数値は、4億8846万円以下で投資すれば6%の期待収益率を得ることが出来るというものです。

注1 年金現価係数   注2 現価係数

※これらの係数については、結構ややこしいので、次回「6つの係数」をご覧下さい。

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ファイナンシャルプランナー試験(CFP)の思い出話

私もこの年末で満62歳になるので、先日“日本年金機構”さんから年金支給の手続きをする為の書類が着ました。 

そんな矢先、新聞で年金598億円至急漏れの記事が目に入りました。

厚労省の方の謝罪の言葉もありましたが、こういうミスは今までにも何度もありましたので、正直なところオオカミ少年的なイメージです。

わたし、以前にファイナンシャルプランナー(CFP)の試験に受かっているのですが、実は全6科目の内、年金を主とした問題がたくさん出題されている “ライフプランニング・リタイヤメントプランニング”だけ2回受験しています。

最初は、不動産業にたずさわる者として6科目あるうちの”不動産運用設計“だけを受験して終わるつもりだったのですが、たまたま同じ日の午後に”ライフプラン・・・“の試験があったので、不謹慎極まりないのですが、テキストも購入もしない、過去問も見たことのないままでのぶっつけ本番で受験しました。

AFPの試験には受かっていましたが、試験内容のレベルはグッと上がっていますので、全く解りませんでした。

それに試験が始まって暫くすると、電卓を叩く音が部屋中に鳴り響いて、とても集中して問題を読むことすら難しくなってしまったことを覚えています。

午前中の“不動産運用設計”の方は、試験が終わると同時に、合格を確信できましたが・・・“ライフプランニング…”の方は当然、不合格でした。

不合格って嫌な言葉じゃないですか?

それで、CFPの試験、“不動産運用設計”以外の科目も全部受かるぞって決めて、その後、年に2回ある試験日程に併せて2科目ずつ受験していったんです。再度受験した“ライフプランニング…”は、不合格した教訓として、電卓の騒音対策に耳栓を買って臨み、無事6科目に合格した次第です。

最初に戻りますが、年金の事務処理ミスが続く理由として、職員の怠慢が指摘されることもありますが、もうひとつには年金制度の複雑さがあると思います。

今回の事務処理では、“振り替え加算”で、手続き上のミスがあったようですが、“振り替え加算”だの“加給年金”だの対象となる配偶者の年齢や、子供の年齢(障害があれば年齢も違ってくるし)、厚生年金や共済年金とのすり合わせなど無茶苦茶複雑ですから、本当に全部解っている人は天才だと思いますよ、ほんと。

だから個人的には、これからも、年金のミスは大なり小なり続きそうだと思っています。

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不動産ナマ知識/生産緑地地区について考えてみよう!

【生産緑地2022年問題】

都市計画上、市街化区域内の農地は“宅地”並みに固定資産税を課して、宅地化を促進していくことになっているけれども、「生産緑地」(注1)の指定を受けた所有者は、納税の負担を少なくすることができます。

ただ、全国80%の生産緑地の所有者が30年の営農義務が期限を迎える2022年に、生産力からの変更をする土地が大量に出てくるのではないかと言われている。

(注1)生産緑地

1992年の改正生緑地法によって指定を受けた土地は、固定資産税は農地として、相続税については納税猶予が受けられる「生産緑地地区」(大半が大都市圏:注2)ができました。

条件:面積500㎡以上の良好に耕作されている農地

地主は農業を30年間続けることが義務付けされる

建築等の新築や宅地造成等の土地の形質の変更は原則としてできない

 

(注2)単位:ヘクタール

地 域 市街化区域農地 生産緑地地区
(全 国) 15,793 14,182
東京都 1,055 3,521
大阪府 1,278 2,210
埼玉県 2,964 1,808
神奈川県 1,480 1,478

各数値は平成22年現在のものです。

農業それ自体を、大都市で行っていき続ける人は少ないと思いますが、生産緑地の地主さんの多くは、既にアパート経営や貸し駐車場などの不動産賃貸経営をしていることも多いのではないでしょうか。

500㎡以上というと、150坪超ですから、都会では大きな財産です。

この際、売却して換金しようと考えている方もいらっしゃるでしょうから、仮に、大阪府下の2210haの1割の生産緑地が売却物件として市場に出ると、66万78525坪の宅地が生まれることになります。(1ヘクタール=3025坪)

30坪の土地なら22,284戸分の建売住宅ができます。

300坪のコンビニなら、2万2261戸の店が生まれます

そうそう、なにも売却するばかりではなく、土地の有効利用として、300坪のコンビニなら、2万2261戸の店が出来ますし、「貸家建て付け地」や「アパートローン」を借りることで、相続税対策として賃貸マンションをお考えならば、建売住宅の何倍もの戸数の住居が大阪市府下に建つでしょう。

日本の空き家総住宅数は,6063万戸と5年前に比べて5.3%の上昇し、空き家率は,13.5%と過去最高になりました。(平成25年度総務省調査)

勿論、大都市圏よりは地方の方が人口減少・高齢化が進んでいるので空き家率は高めではありますが、大都市圏でも中心分や人気のエリア以外は、入居者の確保はかなり厳しいものがあります。

2022年まで、まだ5年あるなんて言わないで、ボチボチ考えてみませんか!
ご先祖さまの残した土地について、総合的な判断で、良き対処をご協議ください。

【国の対策も…】

9月6日の日経新聞によると、農水省と国交省が「生産緑地」問題について、そろそろ法案の整備に取り掛かっているようです。まず、「生産緑地」の賃借をNPOや企業向けに認める制度を整え、その場合は、相続税の猶予を与えるとあります。また、賃借する場合の農業委員会の承認の代わりに、市区町村の承認でOKとするようなことも考えているとの記事を見掛けました。

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”浪曲”って面白いですよ!

わたし、実は浪曲(=浪花節)が好きでして、特に「京山幸枝若」(きょうやまこうしわか)さんが好きです。

此間も、四天王寺の一心寺南側にある南会所に行ってきました。
東京の浅草に“木馬亭“という浪曲専門の小屋があるそうですが、大阪はこの”一心寺門前浪曲寄席”のみが定席です。
といっても、ひと月に3ヶ日間の興業です。

9月9日土曜日は初日で、約100人余りの観客が入っていました。
年齢層は私(←61歳)でも平均より少し若いって感じでしょうか(^^)

浪曲師には、最近若手の方も居られて、20~30代もよく出てはりますね。
浪曲師は昔から、男女対等の演芸だったらしくて、今でも男女・年齢問わず頑張っています。

個人的には、やはり年季の入った年配の方が演じる語り口調のものが好きです。

今の京山幸枝若さんは2代目ですが、初代の幸枝若さんを亡くなった父親がよくテレビなどを見ていた影響からか、30歳過ぎたあたりから初代の幸枝若さんのカセットテープやビデオテープを買って聞きし始めました。

今では浪曲も古典芸能のひとつですが、昭和の初めには日本で最も人気のある芸能だったそうです。

落語は「噺す(はなす)」、講談は「読む」、浪曲は「語る」と表されるように、曲師さんの弾く軽快な三味線とのアドリブで一つの物語を(ふし)と啖呵(たんか)で演じる芸です。

節は歌う部分で物語の状況や登場人物の心情を歌詞にしており、啖呵は登場人物を演じてセリフを話すという風に構成されています。

ひと昔前には浪曲専門のレコード会社があったそうですから、それも大阪にあったそうですから、すごい人気だったんでしょうね。

ともあれ、笑いと涙の2時間余りの公演が終わって、4人の出演者の方と握手して帰宅の途にと相成りました!

あ~面白かった!

不動産人/更地渡し

一般の方からすれば、「更地」とは、建物、構築物、工作物などが建っていない状態の宅地のことですが、不動産業者としては、借地権や地役権などの私法上の権利が付いておらず、購入後に自由に建築できる状態になっているでないと「更地」ではありません。

(尚、抵当権や建築基準法・都市計画法など公法上の制約があっても「更地」です。)

また、地下の埋設物がある場合や、昔の建物が解体されているにも関わらず、抹消登記がなされていない場合など、調査不足や勘違いなども多くて、実際の不動産市場では、完全な「更地」状態の売地は意外と少ないものです。

例えば、地下の埋設物と言っても、建物の基礎や地下室を残して地上物だけを撤去しているケースはよくあるものです。買主がそれでは困るという場合で、売主はその撤去工事を望まない場合は、取引価格で調整せざるを得ませんが、肝心な地下の撤去物の図面や資料が全くなくなっている場合は、撤去するのに幾ら掛かるのか把握できません。

こういう、やってみないと幾ら掛かるのか判らない場合の価格交渉はなかなか大変です。

また稀に、過去の建物が登記上存在していて、解体資料がない場合は専門家に頼んで抹消の手続きをしてもらうことになりますが、手間と費用がかかりますね。

建物滅失登記とは・・・建物を取壊した場合には、1ヵ月以内に建物滅失登記を行わなければなりません。
建物滅失登記とは法務局にある取壊された建物の登記簿を閉鎖する手続きです。
滅失登記には申請義務があり怠った場合10万円以下の過料に処す。という決まりがあります。(不動産登記法159条ノ2)

なお、私法上の権利が無くても、宅地の所有者が自己所有の建物を建てている場合は「建付地(たてつけち)」と言っています。

それに対して、「更地渡し」とは、現状は建物が建っているが、その建物を撤去して引き渡すことを意味するものです
その場合の費用負担は、既に売却価格や契約内容に反映されているものですから、契約のときには「建て付け地」であっても、決裁の時には「更地」になっていて売主側の契約の履行が終了していることで、買主は残代金(決裁金)を支払うことになります。

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不動産人/”両手”と”片手”の話

自民党と民主党

かつて民主党が政権をとる前、その政策集に、「不動産の仲介手数料を1社で売主、買主の双方から取る“両手取引”の原則禁止」について記載されて、現実に民主党が政権を取ったわけですから、その後どういう方向に進んでいくのか興味津々であったのですが、別に大きな変化はありませんでした。

確かに、民主党って当時は“生活者目線”をアピールしていて、ダムを止めるとか、日本を観光立国にするとか、子育てを重視するとか、良いこともいっぱい言っていたように思いますが、実行する力はなかったようです・・・

この仲介手数料の話も、どちらかと言えば、大手不動産業者の嫌がるテーマだと思いましたので、切り口としてはすごく面白いと思いましたが、当然それをさせないとする大きな圧力があったのでしょうね。

それどころか、政権が自民党に戻ると、まず大きな企業が儲かって、それから一般庶民の生活が潤いだすなどと言っていたのに、前段の方は達成したのに、未だに一般庶民の賃金が上昇モードにならないとなると黙ってしまいました。

挙句の果てに、「働き方改革」とか言っていますが、巷では年金支給を75歳にする布石だと思われては、アカンのじゃないでしょうかね。

両手と片手(分かれ)

不動産業界では、売主から仲介の依頼を受けた不動産業者が自ら買主を見つけた場合、双方から仲介手数料を受け取りができるケースを“両手”と呼んでいます。

そして、売主側と買主側それぞれに仲介業者がいる場合は、それぞれの業者が依頼を受けた売主と買主から仲介手数料が支払われます。

これを“片手”とか“分かれ”と呼んでいます。

◆問題は“利益相反”ではなく、“情報の囲い込み”です。◆

“両手取引の禁止”は、一時的に大手不動産仲介会社の株価を下げました。
そもそも何故上場している会社の株価を下げる要因になるのか?
理由は簡単、大手不動産会社の仲介手数料の大半が“両手”だからです。

善いとか悪いとかじゃなくて、売主側の元付業者になることの多い大手業者、特に金融機関の系列業者は買主を見つけるのにわざわざ他業者に情報を公開しないことが多いというのが常識です。

→※これを情報の囲い込みと言う。

だって、他業者と一線を画すると、収入が“両手”“片手”では2倍違うんですから…
一般的に中小零細業者は買主側、つまり購入希望者の依頼によって営業活動するケースが多いと思うのですが、中小零細業者にとって“両手禁止”による影響はどう考えるべきなのか。

自分自身のことから言えば、仮に“両手の禁止”を額面通りに受け取ったとしても、さほど影響はなさそうだと思っています。

前原国交大臣(当時)のインタビュー記事(ケンプラッツ)より

「両手取引原則禁止の意図と見直し理由について、『両手取引をしたいということで囲い込む問題が出てくる。そのことによって閉鎖的な市場があるということから、これが生まれたと聞いている。ただ、中小零細の不動産業者から相当なクレームが来た。』」
売主・買主への両手行為が利益相反じゃないのかと言うことよりも、一部の大手業者の行っている“情報の囲い込み”についてこそ問題の本質なのです。

“両手禁止”についての各種のコラムで“両手”“利益相反”こそが問題の本質だとするものがありますが、これは理屈だけが先行した現場を知らない論評かと思います。

実際に両直(←売主・買主の両方から依頼を受けて仲介すること)で成約すれば儲かるのでしょうが、すごく神経を使いますし、すごく忙しいですので、仲介業者としては色な意味で“間違いを起しやすい”状態となります。

立場が違うと、考え方もやり方も違うもんです

(弁護士は訴えられる側と、訴える側の両方から依頼を受けることが出来ますか?)

仲介業務の基本“分かれ”で売主・買主の立場で努力することだということは間違いないことです。勿論、私だって両手の商売をしたことが無いわけじゃありませんが、”基本”は”基本”であって、基本を見ないようにするのを当たり前にすると”商売の道”を踏み外すことになりかねません。

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不動産ナマ知識/教訓:積水ハウス55億円損失

【中間省略登記】

大手不動産会社積水ハウスが、東京の五反田のマンション用地購入に伴う取引で、「地面師」による詐欺にあい、55億5000万円を特別損失計上するというニュースを見ました。
ネットで8月初めに見たときは、あんな大企業であり、購入代金70億円もする土地取引であるにも関わらず、大きなミスをするんだなぁと思ったのですが、反対に騙したほうの悪い奴は本当にいっていうか、すごいです。

ネット上で知る限り、所有者から4月に購入した不動産会社Bが「中間省略」登記で、積水ハウスに転売するというスキームだったらしい。

「中間省略」とは、所有者→B→積水ハウスで所有者はBが転売することを承諾するので、登記簿にはBは現れてこなけれども、積水ハウスは物件を購入できるという手続きです。

【参考】三為契約(さんためけいやく)

【本人確認】

今回の場合は、所有者を名乗る70代の女性の本人確認できる為の「パスポート」が偽者だったということらしい。

本人確認は、昔よりうるさくなっていて、運転免許証や住民基本台帳カードやパスポートなどの写真付きのものは1つで、健康保険証や年金手帳など写真付でないものは2つ以上が必要です。

通常の不動産取引は、不動産仲介業者が本人と交渉し面識もありますが、例えば相続があった後、共有名義などで親と子供の2名なっていたりすると、その一方が遠方に住んでいたりして仲介業者の人も面識がない場合は多々あります。

その場合、仲介業者も本人に直接対面し、売却などの意志があるかなどを充分に確認していないケースとなる場合もあります。

※勿論、いつも共有名義の売主の方が、同じ思いの人ばかりではありません。その最たるものが”相続”により所有権の分散です。当事者同士の話し合いで売却そのものに賛成反対もありましょうし、売却する合意があっても、金額に対する考え方、当事者の配分方法、売却する仕事を任せる仲介業者の選定など、なかなかやっかいな問題が山積であります。

私も以前に買主側の仲介をした時にこんなことがありました。売主がお父さんと長男の共有名義である一棟売マンションの取引で、売主側の仲介業者さんが本人確認していますということで決裁に臨んだのですが、(長男の委任状はあったのですが、)司法書士さんが『ご長男が同席していなので電話をして確認します』ということになりました。ところが、ご長男は長野県の雪深い山中のホテルのコックをしている方で、ちょうど取引の時間が電話に出るのも難しい時間帯に重なってしまって、何時間も待ってから決裁したことがありました。

売主側の仲介業者の方は、それでも「大丈夫です、お父さんが了解しているから・・・早くしてください」って言っておりましたから、『何言ってるんや!アホちゃうか』って心の中で思っておりました。

他人間の取引でも最初から巧妙に売主を装い、不動産業者もグルでの「地面師」を巻き込んでの詐欺まで存在するというケースがあります。それが今回の詐欺事件だったようです。

今回のケース、積水ハウスの社長さん達は報酬の減額するそうですが、直接の担当者の方、その上司、司法書士、関係書類をチェックしていた弁護士、また間接的ではありますが、資金調達に関係していた金融機関の方達に及ぶまで、(私ごときが言うことでも御座いませんが、)誠に心中察するに余りあります。

気をつけなくてはなりません。

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国立循環器病研究センター「残業300時間まで」を見直す!

今朝の朝日新聞によると、吹田市にある国立循環器病研究センターの勤務医、看護職員の残業時間を(特別な事情があれば)「月300時間」まで可能とする労使協定を結んでいたことが弁護士による情報公開請求で分かったとあります。

国の過労死基準が「月100時間」だから、3倍ですか・・・

実は、私が昨年の5月に腎臓ガンの摘出手術を受けたのですが、1年前にはそれらしい出来物がありますって発見されて、小さすぎるのでもう少し大きくなるまで検査して進めることになりました。大きな病院だったので、検査と問診など待たされる時間が長いのが困りもんでしたが、担当の先生の手術に向けての方針がこの前言っていた内容と今回の説明が微妙に違っていたりすることがあって、少し不安になったりしたこともありました。

でも、最終的に先生の指示と方針に納得して手術は無事に成功したのでした。

2週間の入院中、診察時間の合間に様子を聞きに(頻繁に)訪れていただきました。
その時に感じたのですが、「お医者さんってなんて忙しいンやろう」って痛感しました。
あれだけの患者数の診察をして、手術をし、合間を縫って様子を見に・・・これは大変な仕事だなと本当に思いましたね。

先の記事にある病院でお世話になっている患者さんが、担当の先生がクタクタになりながら診てもらっているとするなら、どこか不安になりはしないでしょうか?

「働き方改革」っていろんなところで考えさせられる日本の進むべき方針であります。

永遠のスター”江夏豊さん”の話

昨日(9月5日)の広島VS阪神は、劇的な敗戦でした。
抑えのドリスが今年初めてホームランを打たれてサヨナラ負けです。
広島は本当に強いなぁ~

テレビ大阪の解説は、江夏豊さんと野茂英雄さんという豪華版、試合には負けたけど、この二人のボソボソとしゃべる解説は、実績があるだけに聞き漏らさないようにと、耳をダンボのしてTVの前で正座してみてました。(実際に正座はしてませんが、気持ちはそんな感じでした。)

江夏さんは私の一番好きな野球選手で、阪神タイガースの時の先発完投してたころは、阪神は誠に貧打のチームで、宿敵巨人が王・長島が打ちまくってた頃、四番バッターが2割4分位の打率で、村山・バッキー・若生と江夏と後に上田次郎が投げて僅差で勝つしかなかった時代でした。

巨人以外の試合は1万人も入れば「よ~入ってるやんか」ってゆう感じで、今とは隔世の感があります。。

江夏さんはその後、南海や日ハムで抑え投手として活躍して、広島東洋カープで「江夏の21球」という伝説を創るわけです。山際淳司による「江夏の21球」は、1979年プロ野球日本シリーズ第7戦、江夏豊投手が9回裏に投じた21球に焦点を当てているノンフィクションです。
同じ題材をNHKが特集番組で試合後3年経って放送しているので、今でもネット上で見ることもできますよ。

このテレビ作品では、山際氏の文章にはないものを出すため、野村克也氏に1球ごとの解説をしてもらっていますが、「プロ野球は半世紀が流れていますけど、これ程の場面に出くわしたことはない。おそらくこれからも出るか出ないか分からないと思う。
それぐらいの名場面が1979年の広島×近鉄の日本シリーズじゃなかったかと思います」と話したくらい凄い名場面でした。
阪神時代は先発完投や連投の大活躍、シーズン奪三振数世界記録保持者。1971年史上唯一オールスターで9連続奪三振、1973年甲子園では自らサヨナラホームランを打って延長11回ノーヒットノーラン達成など数多くの伝説を残した。
(どれもこれもTVで食い入るように見てました。)、阪神から南海・広島・日本ハム・西武と移籍し、抑え投手の草分けとして、両リーグでMVPを獲得しました。

勿論、江夏投手は、日本のプロ野球選手の中でも最高の投手です。

(この江夏投手のサインは40年余前甲子園球場、私が手に入れたものです^^)