FAXの思い出

FAXが受信されている音がしております。
FAXが10件あれば、7~8件は知らない相手から一方的に送られてくる広告、セールス、勧誘の類です。
あとの2~3件が知り合いで年配の業者さんや家賃保証会社からの通知とかです。
今は、ほとんどの資料はメールを使いますので、FAXから送られてきているのをウッカリ忘れていることもよくあります。
これはアナログ情報の欠点ですね。
ただ、別に興味の無いDMのFAXでも、元々の数が少ないので一応読んでいますので、これは長所かもしれません。

平成になって暫くは、不動産業界もまだFAXの時代でした。
私が“一棟売マンション探してます!”のFAXを不動産業者の名簿を見てセッセと流していた時の話です。
1通の電話があって、「このFAX番号はうちのだけど、前に使ってた不動産屋さんは辞めたからね、うちは不動産業者じゃないから」って、Aさんという方から連絡を頂きました。
「すみません、これからはお送りしませんので…」と伝えて、電話を切ろうとすると、「おたくは、こういう物件扱ってるの?」と聞かれたので、「はい、収益物件の仲介をしております」。
すると、「うちの収益マンション見てくれませんか?売ろうと思ってるので・・・」ということで、1週間後にその方の会社に伺って、その後にその物件の売却依頼を受けて、成約したことがありました。阿倍野区の古いマンションで、金額も1億円弱だったと記憶しています。

Aさんとは同い年だったこともあり、その後も長くお付き合いをさせていただきましたが、Aさんのお父さんから亡くなったとご連絡を頂いた時はビックリしました。
間違い電話から始まったという、稀なケースですが、いかにもアナログ時代のマッタリシタ話で、今でも忘れられません。