早いもので、今年も残り1週間あまりとなりました。
今年はオリンピックや総選挙などの大きなイベントがあったりして、数年後に振り返ってみると記憶に残る年になるのかも知れません。
岸田内閣のスローガンは、「成長と分配の好循環」ですね。
また、「令和版所得倍増計画」の中で注目されるのは、「賃上げ優遇税制」が効果を上げるのかどうかです。
我々にとって、収入や売上、給与が上がるのは大歓迎です。
でも、支出がそれ以上に増えてしまうと実質的な収入は減ってしまいます。
サラリーマンの方であれば社会保険料や年金の負担は税金同様に気になるでしょうし、経営者や自営業者にとって所得税・住民税は毎年のように頭を悩ませる問題です。
極端な話、事業者にとって“税金さえなければ”こんなに楽しいことはありません。
だから、無茶な節税=脱税に走る人が出てくるわけです。
昨日も、大阪の不動産業者2社が海外法人を利用して脱税をして、大阪国税局が大阪地検に告発したというニュースが流れていました。
経営コンサルタントや税理士集団が指南役をしているみたいですが、大きな利益が出ている事業者にとっては、脱税は“麻薬”みたいなものでしょうね。
生産性を上げて、企業の体質を改善するのもいいと思いますが、地道ですけど税金の使い方が納得できるものだったら、脱税も減って『成長と分配の好循環』のいい流れは出来るはずって思いますけど、甘いでしょうか(^^)。
※無駄その1
あのアベノマスクはまだ8000枚超の在庫あり、年間9億円の保管費用がいるって?
それにそのうち15%が不良品だなんて、嘘みたいなお話・・・検品するのに約21億円使ったとか。
※無駄その2
「いたずらに訴訟を長引かせるのは適切ではない」として、国は突然、「森友改ざん訴訟」の賠償金1億1000万円を支払って裁判を終了させました。
税金を使って幕引きをしました。