テレビニュースで国会の代表質問を見ていました。
コロナ対応でその発言が心に響かないと菅総理に厳しい視線が浴びせられていていますが、与党自民党の二階幹事長だけは菅総理にヨイショしているような迷演説でした。
政治家としての円熟期は60歳代とか70歳代だとか聞いたような記憶がありますが、二階俊博氏は81歳というからさすがに長老でしょう。
80歳の麻生財務大臣と同じく、自分の思ったことを口いっぱい喋り続けていても許される年代みたいです。
でも平時ならいざ知らず、さすがにこの非常事態にはそれは“老害”じゃないかと感じてしまいます。
昨日、米国の新しい大統領にバイデンさんが就任しました。
大統領として史上最高齢の78歳だそうですが、活舌もよくて力強い演説は我が国の長老とはちょっと、いやだいぶん違います。
落語家の六代目笑福亭松鶴さんや、五代目三遊亭円楽さんは周りの人がまだまだやれると言われていても、本人が満足できる芸じゃないということで自ら引退を決断したそうです。
不動産仲介業者の場合はいつごろが引き際なのか・・・個人事業主や中小零細企業の代表者なら定年は事実上ありませんので、死ぬまで働くことが出来ます。
でも、商売は相手のあることですし、迷惑を掛けるようなことなら引退した方がよさそうです。
私の知人の司法書士さんは、70歳で引退しましたが、「間違いを冒すのがイヤだから・・・」ということで引退したとおっしゃっていました。
世の中インターネットの時代ですので、不動産仲介業者でも最低限のパソコン操作が出来ないと仕事にならない。
年配の仲介業者さんの中には、契約書や重要事項説明書などの事務処理は社員にさせて、自分はひたすら喋ることだけっていう人もいますが、年配のお客さんならそれでもなんとかなるみたいですが・・・新規のお客さんとか30代、40代のエネルギッシュな同業者と渡り合うには結構難しい部分があります。
経験ということなら、60代、70代の方がお客さんによっては安心感も出せて良いのでしょうが、昔話ばかりして暮らしていけるはずもありません。
ドンドン、前向きにいろいろなことにトライしていかなければ、社会から取り残されることになります。
コロナ禍で多数の企業の倒産が報告されていますが、不本意ながらその何倍もの休業や廃業せざるを得ない方がおられるそうです。
「定年のない仕事」もどういう風に終止符を打つのか、様々なパターンがあるということです。
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