臨機応変
『その時々の場面や状況の変化に応じて、適切な処置を施すこと。』
京都の舞鶴市で開かれていた大相撲春巡業で、あいさつ中に土俵で倒れた67歳の市長に観客の女性たちに、行司がマイク放送で「土俵から降りてください」と呼掛けたことが海外でも批判をあびている。
大相撲には「女人禁制」の伝統があるけれど、救命措置のためでも女性は土俵に上がれないのかという問題です。
つくづく「臨機応変」って大事なことだと思いました。
まず、咄嗟に土俵に上がって救助した女性(←職業は看護士さんと新聞に書いてありました)は、「臨機応変」の鏡です。
昨日、感謝状を送りたいとの申し出にも、「当たり前のことをしただけ。そっとしておいてほしい」とお断りになったそうです。
この女性は、「偉い!」。
片や批難の的になっている「土俵から降りて下さい」と繰り返しアナウンスした「若手の行司」さんですが、頭の中には「女人禁制」のことしかなかったのだろうと察します。
咄嗟の判断を必要とするときには、本当に大事なのはどちらなのかと言うことを瞬時に決めないといけません。
新聞にある「若手の行司」さんって幾つ位の人か判りませんが、たぶん、今まで仕事や人生の中で咄嗟の判断を要するような経験がなかったから「臨機応変」に行動できなかったのでしょう。
マニュアル化した仕事ばかりしていると、実際の判断を間違えることがあるということですね。
「若手の行司」さんも反省していると思いますので、許してあげて下さい。
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