安倍晋三首相とICANフィン氏との面会

昨年のノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」ICAN事務局長ベアトリス・フィン氏が、安倍晋三首相との面会を「日程の都合上難しいということで、それ以上でもそれ以下でもない」との理由で断られたとのことです。
ICANの尽力で実現した核兵器禁止条約に日本は参加していないけれども、1月18日だと両氏はともに日本に居るし、首相と面会できるよう、内閣府へ昨年12月以降、文書で2度も要請していたというから会いたくないって感じですね。

フィン氏は安倍首相に会えたら何を伝えるかとの記者の質問に対して、
「北朝鮮で核兵器が使われれば地理的に日本にも影響がある。
核兵器の問題では米国の多数の同盟国の中でも特に日本にリーダーシップを発揮してほしい。
日本こそ唯一の戦争被爆国で、実体験者はワシントンでもモスクワでもなく長崎、広島にいる。
核兵器が使われるとどんな状況になるのか、皮膚がどのように溶け、どんな臭いがするのか分かっているのは日本人だけだ。
日本が核兵器禁止条約に署名しても米国との固い同盟は保てる。
2国間同盟は一方通行ではないはずだ。
安倍首相のリーダーシップで、条約参加のために国民的な議論を開始してほしい。 」
(毎日新聞朝刊300116)と真っ直ぐな意見で、好印象ですが・・・総理大臣って難しいンですね!

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