話し相手

昨夜の台風は風がすごくて、夜中の3時頃サッシのガタガタと鳴り響く音がうるさくて寝ることが出来なくて、テレビをつけて暫く選挙速報見ていました。
希望の党が伸びずに、立憲民主党が躍進したと言っても、野党全体の数は同じくらいですから、結局従来通りだったんですね。

いよいよ、今年もあと2ヶ月と10日程となりました。
年末が近づくと思い出すエピソードが2つあるんですが、たまたまだと思いますが、2つとも中年の女性の方の話です。
その頃の私の年齢からすると10歳くらい上の方だったでしょうか。

1つ目は、私も独立していて年賀状の準備などしていた12月初旬のことでした。

問い合わせの電話を頂き、ある物件を案内することになりました。
まず物件の内覧も終わって、近くの喫茶店で商談です。
適当な話をして、後日連絡することになりその日は終わりました。
後日、電話で話をすると、先日の物件はどうのこうのでお断りでした。
その後、別の物件を案内してから、当然、世間話なども交えながらまた商談です。
今されているお仕事のことなどもお聞きして、後日連絡の約束をしましたが、ご自身の希望が以前とはゴロッと180度違うものでしたので、ご自分でよく希望を整理していただいてからにしましょうと言う事にしたのですが・・・その後もダメでした。
ここまで来ると、いかに鈍感な人でもピンとくると思いますが、要するに暇つぶしだったんです。
話し相手が欲しかったんでしょう。

不動産屋のくせに、もっと最初に気付かないのかって?
相手の方が上手だったんですねぇ~(笑)

2つ目の話は、まだ私がサラリーマンだった頃、先輩に連れられてあるご婦人の家に訪問しました。

遊休地をお持ちで、そこに賃貸マンションを建てたらどうなるこうなるっていうお話です。
2回目からは、先輩は一緒に来なくて私一人で訪問してお話をするのですが、土地から買ったらどうなるこうなるって…こちらの話もドンドン広がって行って、方向性が見えずに話の詰めようがありません。
そのことを先輩に話すと、「実は前からもう何回もそういうことになっていて…」と言うじゃありませんか!
そうです、自分で手に余るから私に振っていたのです。
(サラリーマン時代は、上司は良質なお客様は自分で折衝しても、そうでない癖のあるお客様は若手に振り向けたりするもんでしょうかね?)

困ったもんですが、そのご婦人は、話し相手が欲しかったんです。

独り身の年末、年始は男女問わず寂しいもんです。

今や4人に1人は65歳となって名実共に高齢化社会に突入していますが、いろいろあるとは思いますが、皆さんどうか不動産屋以外の話し相手を探してみて下さい。

今日のお話は女性のお話でしたが、たぶん、定年まで真面目に勤め上げた男性の方が身近な話し相手を見つけるチャンスが少ないと想像しますので、なんとか頑張って下さい

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