一般に「不動産の世界」は「古い世界」と言われていますが、外資参入や金融商品化、ネット営業の影響とかで最近はずいぶんと垢抜けてまいりました。
その証拠に働いている人も、太いストライプの背広を着た小太りの親爺さんのイメージから、トレンディでスリムな格好いい好青年も多い業界になっておりますよ。
不動産の世界では、「坪」「帖(=畳)」「間(けん)」「尺」が今でもメートル法よりも幅を利かせております。
売買契約書や公告には必ずメートル法で表示しなくてはなりませんが、現実は「坪」…の世界です。
ですから、不動産業界の人は必ずその言葉を使いこなせないと仕事が出来ません。
【坪】1坪=畳2枚
㎡を坪に直すときは、0.3025を掛けます。 1万㎡÷3.3だと「3030.30坪」ですが、1万㎡×0.3025では「3025坪」となって、約5坪の違いがでます。 仮に坪単価100万円で商談していれば、500万円違ってきます。 誤解を生じないためにも、出来るだけ正確な数字を使わないといけませんから「0.3025」なのです。 |
【帖】畳は長い方が“一間”です。
「帖」と「畳」は同じです。一般的に洋室に「帖」を使っている不動産屋さんが多いようです。 畳の大きさは地域差がありますが、一般的には1.65㎡と考えます。 殆んどの不動産公告やその図面に書いてある何帖表示は大体の広さしか表していません。 |
【間】1間=1.8181818メートル。
畳の短い方はその半分で、“半間”です。 “1間の押入れ“というふうに言いますが、押入れの奥行きは普通半間あります。 不動産屋さんが「2枚の引き違いサッシや障子」を見ると、1間あると思って見ています。 |
【尺】1間=6尺です。
だから1尺は約30センチ。「1寸」は1尺の10分の1ですから、約3センチ。一寸法師は身長約3センチで、五寸釘は約15センチです。一寸先は闇って、わずか3センチ先のことです。 |
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