”72の法則”
年金現価係数やら収益還元法やらといろんな切り口で資産運用の優劣や比較を行なうことは大切なことだと思うのです。でも、精度は劣るかも知れないけれど、すごくシンプルで簡単に使えて、尚且つ、何となく納得するやり方もあります。
例えば、“72の法則”です。
“72”を運用利回りで割ると、元本が2倍になる年数がわかる。(複利運用)
例えば、年6%で運用できるなら72÷6=12なので12年で倍になる |
逆算もできる。仮に10年で倍にしたいなら「72÷10=7.2」で、利回り7.2%が必要です。
“144の法則”・・・同様に4倍になる年数 |
“216の法則”・・・同様に8倍になる年数 |
もっと荒っぽい計算で、収益用不動産の元をとれる年数を計算(?)する人もいます。
利回り10%(年収1000万円)があるとします、
1億円÷1000万円=10・・・なので10年。
利回り5%だと1億円÷500万円=20・・・で20年とする。
一先ず、築年数とか、空室率とか、借入金の有無、借入金利etcは考えないとして、まずは大掴みに物件を把握するだけの計算ですが、意外とこういう買主サンに限って、物件を見慣れているせいか、”的”を得ている場合が多いようにも思います。
まず大掴みに眺めてから、細部を詰めていくので、話があっちこっちに振れないようです。